Pre Sax Lesson
Pre Sax Lesson
サックス・レッスン前準備編 ![]()
初心者向けの楽器購入やアクセサリーについてのご紹介
Jazz Sax ? Classic Sax ??
一般的にサックスレッスンは、ジャズ系とクラシック系のコースに分かれます。
ジャズとクラシックでは、購入するマウスピースやリード、指導奏法が違います!
ジャズサックスとクラシックサックスでは、求めている音色や価値観が全く違います。楽器や楽譜は同じであっても、標準的に使用するマウスピースやリードのセッティング、ネックコルクの差し込み、アンブシュア(マウスピースの銜え方、フォーム)などが初歩の段階から考え方が違います。
まずはサックスがメインになっているCDを聞いたり、雑誌を読んだりして、サックス関連の情報を集めてみましょう。レッスン会場を何カ所か見学をして指導者に直接質問してみたり、ライブなどで本物のサックスの音を聞いてみるとジャズとクラシックサックスの方向性の違いが簡単にわかります。
指導者にも得意分野がありますので、学校の吹奏楽部所属の方やクラシック系の音大志望の方はクラシックサックスの先生に教わり、ジャズ奏法を学ぶ方はジャズサックスの指導者に習います。当教室ではクラシックサックスコースとジャズサックスコースを受講時に選択していただくことが可能です。
ジャズサックス用のアクセサリー購入時の注意
サックス用のアクセサリー購入時の注意
浜松市の楽器店で購入する時は、、、。
都会の楽器店では、購入時に店員さんが最初に購入するマウスピースやリードのセッテイングをアドバイスしてくれるのですが、吹奏楽が盛んな浜松市の楽器店でサックスを購入する場合、『ジャズ、ポピュラー向けのリード、マウスピースが欲しい!』と自ら型番やブランドを言わない限り、吹奏楽向けのマウスピースやリードを勧めるようです。店頭にジャズ用のリードやマウスピースの在庫が無い場合も珍しくはありません。多くの生徒さんが、とりあえず音が鳴れば何でもいいと薦められたリードやマウスピースを購入してしまうのです。奏法や音に影響のある部品ですので、在庫が無い場合には注文を入れるかネット販売で取り寄せましょう。せっかく購入したアクセサリーなのに「そのマウスピースやリードはジャズでは使わないので、次回のレッスンまでに買い替えてねっ』と言われないように事前に準備しましょう。マウスピースの選定についての問い合わせもよくありますが、マウスピースの選定も田舎では厳しい状況です。1,2本から選ぶのではなく、何十本の中からの選定でないとあまり意味がありません。もし不安な方は都会の楽器店に問い合わせをすると、有料でプロが鳴りの良いマウスピースを選定書付きで送ってくれます。詳細はご相談下さい。
アルトサックス用 マウスピース
アルト・サックス用 マウスピース メイヤー5MM
最初に試すマウスピース
マウスピースは、楽器本体やリードと共にサックスの音色の方向性を決める重要な部品です。指導者によっても推薦するブランドや型番は違いますが、当教室ではジャズアルトサックス向けのマウスピースの選択として、入門者やクラシックからジャズ奏法へ奏法を切り替える場合には、メイヤー社(USA)の5MM(ハードラバー)の使用を薦めています。メイヤー5MMは銜えた感触、吹奏感、音の明るさなど、歴史的にもジャズアルトサックス用マウスピースのリファレンスと考えます。憧れの奏者が使用しているマウスピースと同じだからと、初心者が最初から癖の強いマウスピースで練習すると、奏法の上達を妨げる場合があります。最終的には奏者の好みで選びますが、良い音色や奏法を理解し、音色や強弱などを思い通りにコントロールできるようになるまでは、指導者と相談しながら各社のマウスピースを試してみましょう。メイヤー5MMの吹奏感と比較すると各メーカーの特徴がよりわかりやすく感じられると思います。
楽器購入時に付属しているマウスピースは試奏用と考えます
入門者にはとても吹きやすいのですが、より深みのある音色や奏法を考えた時には、付属品を使用しての練習はお薦めできません。プロになる訳ではないので音が鳴れば何でもいいと判断するのは危険です。直接口に触れるマウスピースとリードのセッティングは音色作りにとても影響があるのです。ベテランの奏者にとってはマウスピースやリードの交換は簡単なことですが、初心者の場合にはセッテイングの影響は大きい為、長期間付属のマウスピースで練習して慣れてしまうと、後にメイヤーに買替えた時に音が出なくなってしまうこともあります。もう一度マウスピースの練習から音作りのやり直しになることが多いのです。小さなお子さんなど特別な事情が無い限り、最初からメイヤーで練習してみるのがお薦めです。
ネックコルクはマウスピースに合わせて削ります
メイヤーは他社と比べるとマウスピースの内径が細めです。購入後にネックコルクに差し込む時、固くて入らない場合があります。購入時には楽器店でメイヤーに合わせてサックスのネックコルクを削ってもらいましょう。又、楽器店にメンテナンスを出す時に、定期的にネックコルクを張り替えます。
リード購入・セッティング
リードの購入(メイヤ−5MM向けのセッティング)
初心者向けのセッティングの例
メイヤー5MMで練習する場合のリードのセッティング例です。初心者の場合、一般的には厚さの薄いリードから練習して、上達に合わせて徐々に標準的な厚さに対応できるように練習します。下記(1)〜(3)の順にリードが厚くなります。唇の厚さや顎の形や肺活量など個人差があり、使用するマウスピースによってオープニング、フェイシング等が変わりますので、一概にどのブランドの何番が最高だとは言えません。色々なセッティングを試しながら吹きやすいリードを探します。
アルトサックス用(ジャズの定番ブランド)+メイヤー5MMの組み合わせ

Rico社・LaVoz(リコー社・ラボーズ)
(1) Medium Soft <初心者向き>
(2) Medium
(3) Medium Hard

Rico社・Rico Jazz Select Unfiled
(リコー社・リコー・ジャズ・セレクト・アンファイルド)
(1) 2 Medium <初心者向き>
(2) 2 Hard <初心者向き>
(3) 3 Soft
(4) 3 Medium
<注意>アンファイルドとファイルドの二種類がありますが、メイヤーで合わせる場合には、最初はアンファイルドを選択します。

Rico社・Rico(リコー社・リコー)
(1) 2 1/2 <初心者向き>
(2) 3
(3) 3 1/2

Vandoren社・JAVA(バンドレン社・ジャバ)
(1) 2 1/2 <初心者向き>
(2) 3
(3) 3 1/2
(1) <初心者向き>のリードは半年〜1年ぐらいで使用を中止して、(2)(3)標準的な厚さのリードに移行します。標準的な厚さのリードに慣れたら、各社から発売されているリードも試してみましょう。上記以外にも、WoodStoneやAlexanderなど、質の良いリードが沢山発売されています。
リード選定・交換時期
リード選定・交換時期
リード選定
リード選びはレッスンでも学びますが、最低でも10枚以上は箱から出して一気に選ぶと初心者でも簡単に選定できるようになります。選ぶ時には一枚あたり1分弱ぐらい試奏し、次々と素早くリードを試します。試してみたけれどよく分からない場合には、指導者に何箱か渡して選んでもらうとよいでしょう。リードの素材「アシ」は自然の素材ですので、品質が一定でないのはある程度は仕方がないことです。一般的に10枚中吹けるリードは1,2枚程度と言います。ベテランの奏者の中には、リード選ばなくてもいつも同じように吹けてしまう方もいれば、50枚中一枚ぐらいしか吹けないという方もいます。節約だからと10枚全部を吹くまで新しいリードは絶対に買わない主義の方もいますが、合わないリードで何時間練習しても力が入るばかりで上達は望めませんので諦めましょう。
リードの交換時期
一般的なリードの取り替え時期は、一枚のみを使い続けて練習した場合に、2週間〜1ヶ月ぐらいと考えます。吹きやすいからと半年ぐらいは平気な方もいるのですが、長く使用すると音質が細くなりコシも無くなりチューニングの調整が難しくなります。長く使っているリードに慣れすぎてしまうと、新しいリードに交換した時に苦しくて吹けないことがよくあります。せっかく3番のリードに慣れたのに、実はコシが抜けて2番ぐらいの抵抗感のリードでずっと練習していたなんてことがよくあります。入門者の方は上達に合わせて指導者にリードの交換時期を判断してもらいましよう。現在使用しているリードが駄目になる前に次に使用するリードを数枚選んでおきましょう。
リード保管
リード保管
リードケース
リードの保管方法についてはどなたも試行錯誤されていると思います。
(1)リードに付いているプラスチックのケースに戻す。
(2)革製やプラスチック製の別売りリードケースに保管。
(3)湿度をコントロールできるリードケースを使用。
(4)リード清掃後に再度マウスピースをネックに装着した状態にして布等に包んで乾燥を遅らす方法。
(5)一回吹いたリードは捨てる。
(6)リード保管用の溶液の中に入れて保管。
(7)冷蔵庫や冷凍庫。
(8)温度や湿度によっても保管方法を変える。
etc...
どの方法も間違ってはいませんので、実験してみましょう。
リガチュアー、ネジ、サムレスト、サムフック
別売りリガチュアー、ネジ、サムレスト、サムフック
リガチュアー
リードをマウスピースに固定するリガチュアーはマウスピース、リードの次に音色や吹奏感に大きく影響を与える部品です。リガチュアーはマウスピースの付属品で半年ぐらい練習して少し吹けるようになって違いが判断できるようになってからの購入でも大丈夫です。金メッキ、銀メッキ仕上げ、材質などで吹奏感、音色が大きく変わります。生徒さんには、ハリソン、ウッドストーン、ベイなどメーカーが人気があります。
ネック・ジョイント・スクリュー
本体とネックを固定するネジです。ネジを交換するだけでも劇的に鳴り方が変わります。
セルマー・ヤナギサワ用などメーカーによってネジの径が違いますのでご自分の楽器に合わせて購入します。WoodStone(銀の合金製)やbuzz(洋白製)があります。buzz製品には本体U字管用の交換ネジもあります。
サムレスト(拇指台)
左手親指オクターブキー下の部品です。純正品は本体に接着剤で固定されていますので、交換する場合には楽器店にて交換してもらいます。写真は、WoodStone Thumb Rest(Vintage Style)でハードラバー製です。ネジで止めますので、その他のブラス製の銀メッキ、金メッキ仕上げなどの製品に交換するのが簡単です。材質や塗装処理で音色が変化するのを楽しむ事ができます。ヤナギサワ社の「サムの魔法使い』は、ブロンズ製ラッカー仕上げのものがあります。
サムフック(指掛け)
右手親指の指掛けです。写真はWoodStone Thumb Hookです。楽器本体との接触面が大きいサムフックは楽器全体の振動の抵抗となります。内部を空洞にしてある製品や点で支える製品に交換すると楽器の響きが変わります。特に低音域のレスポンスが軽くなります。最近の楽器は純正品でもよく響きますので、交換すると鳴りすぎてコントロールが難しくなると感じる方もいます。ドライバーで交換できますので、各社の製品を試したりその日の気分で交換するのも面白いと思います。
楽器本体の購入
楽器本体の購入について
初心者サックス購入
サックスで人気のあるメーカーは、セルマー社(仏)、ヤナギサワ社、ヤマハ社。近年国産メーカーの品質は高く評価されており、サックス=セルマーという表現は微妙な感じもします。定番の3社以外にも台湾製のカドソン、キャノンボールなどを使用する方も増えています。各社それぞれに音色や吹奏感に特徴がありますので、まずは楽器店に行って各社のサックスを触ってみて下さい。例えば手の小さい方にはヤナギサワ社のサックスはキーの配置がコンパクトで指への負担が軽くなると思います。見た目のデザインや質感、付属のケース等はカタログだけではわからないものです。最近ではヤマハの楽器や防音室のレンタルを利用して半年ぐらいレンタル楽器で練習してから買い替える方も増えています。またサックス用の消音ケース(E-Sax)も発売され、深夜でなければご自宅でサックスの練習ができるようにもなりました。価格が安いからと有名メーカー品以外の楽器を購入しょうと考えている方は、貯金が貯まるまで待ってからメーカー品を購入しましょう。中古品にはとても貴重な楽器も多く、モデルによっては高値で取引されています。初心者が中古品を購入する場合は、指導者やサックスのことが詳しい方に相談して楽器の状態をよく調べてから購入しましょう。不安な方は楽器購入前にご相談下されば、ご予算に応じたモデルをご提案いたします。
お手入れ用品
お手入れ用品
ヤマハ・クリーニングスワブ(サックス用)
楽器練習後のネックの内部の清掃に使用します、両はじに長い紐が付いているので、万一ネックにスワブが詰まりそうになった場合に反対方向からも引き出すことができます。管体清掃にも使用できますが、菅の太いU字管の部分にはあまり清掃効果があまりありません。類似品でサイズの小さいクリーニングスワブのSやM、Lがありますが、"サックス用"を購入しましょう。
セルマー・スーパースワブ
スポンジが管体の太い部分の清掃にもスワブが広がり、細い部分はスポンジが収縮する為、管体の太い部分やU字管(楽器一番下のUに曲がっている部分)の清掃にはとてもよい製品です。スポンジ部分を外せば、ネックの清掃に使用できます。難点は、スポンジの耐久性が弱いことと、(交換スポンジの値段が高い)ネックに使用する場合には、その都度スポンジを外すのが面倒です。上記ヤマハのスワブをネック用にしてセルマー・スーパースワブを管体用に使用するとよいでしょう。
セルマー吸水シート Lサイズ
練習後のパットのお手入れに使用します。従来のクリーニングペーパーと違って、紙ではない新素材ですので破れてパットにペーパーがついてしまうことがありません。水で洗って再利用できますので、一度購入しておけばしばらくは買わなくても大丈夫です。シート3枚とクリーニング棒が付属しています。サイズはLサイズを購入しましょう。
その他、コルクグリスや管体を磨くクロス等は楽器に付属していますので当面は必要ありませんが、スワブやクリーニングペーパーが別売りっておかしな話ですね。良心的な楽器店さんは、楽器購入時であればリードや別売りのお手入れ用品をサービスしてくれる場合がありますので交渉してみましょう。
チューニングメーター
チューニングメーター
KORG AW-2
サックスの練習にはチューニングメータは必需品です。ジャズサックスで一般的なファットリップ奏法では、シンリップ奏法と比べるとチューニングのコントロールが不安定になりやすいです。レッスンでは常にチューニングメーターを使用して音程やアンブシュア等の緊張度合いを確認します。コルグ社のAW-2はサックスのネック部分に取付けるタイプですので、楽譜を見ながらチューニングを確認することが簡単です。マイクによる音程測定とピエゾ測定を切り替える事が可能です。ピエゾ測定では、ネックの振動を拾って音程を測定しますので他楽器の音が鳴っている情況であっても、自分のサックスの音を感知しやすいのです。専用の収納ケース付属でコンパクトで持ち運びが便利です。新しくチューニングメーターを購入する方や買い替えの方は、「KORGのAW-2」を購入しましょう。
コルグ・チューナー製品情報![]()
YAMAHA TD-35ML![]()
ヘッドホン
ヘッドホン
上達する上で最も重要で練習は、先輩方の演奏をできるだけ多く研究し真似る事です。十分な音量で音楽を聞けない環境の方には、ヘッドホンの使用がとても効果的です。他の作業をしながらBGM的に音楽を聞くのではなく、頭の中を空っぽにして音源を聞いてみましょう。練習課題の楽譜を見ながら参考演奏を聞くことは重要な練習です。楽譜を読むのが得意だからと参考音源を聞かずに自分の感覚だけで練習する方もおりますが、まず最初にタンギングやスラー、強弱やビフラート等の演奏表現を楽譜に書き込み、音のイメージができてから楽器の練習に入りましょう。
以下、レコーディングエンジニア、音楽制作者が使用する高解像度の定番のモニターヘッドホンを試してみて下さい。
SONY/MDR-CD900ST
AKG/K271MKll
楽器調整
楽器調整
楽器購入時には、リペアマンが調整点検した後に納品されます。新品だからと安心しては駄目で、コルクを外して一ヶ月ぐらいするとパットが膨らみますので再調整が必要です。その後は、半年〜一年に一度は楽器店にてバランス調整を受けて下さい。楽器の購入は値段だけで決めるのではなく、優秀な管楽器リペアマン、アドバイザーが常駐しているお店を選ぶことが大切です。

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